ナパワインクラブ - カリフォルニアワインを楽しむ会


ナパワインクラブ 2012年5月ワイン会 in 宮崎

初夏の心地よい陽気に包まれた5月16日、宮崎市内でナパワインクラブのワイン試飲会が開催されました。

会場はヴァン・ド・ターブルさんというワインにこだわるイタリアンのお店。赤を基調としたインテリアの店内には大量のワインボトルが並び、ワイン試飲会にぴったりの素敵な空間でした。ヴァン・ド・ターブルさん、ご協力頂きありがとうございました。

今回も短期間のご案内ながら満員御礼で嬉しい限りです。以前お仕事でご縁があった一般社団法人みやざき公共・協働研究会の濱門様、黒岩様の主催により、飲食店オーナーの方、スーパーのバイヤーの方、企業経営者の方など、総勢37名の方々にご参加頂きました。

午後七時、最初にお店から出して頂いたビールやスパークリングワインでの乾杯で試飲開始です。

トップバッターにはいきなり本日の目玉の白ワインを2種類お出ししました。Grgich Hills とZDという、いずれもホワイトハウスの晩餐会で飲まれていた米国を代表するシャルドネ。日本では輸入されてもすぐに売り切れてしまうため殆どの方が初体験だったそうですが、皆さん早速「こんなに美味しい白ワインは飲んだことがない!」と感激して頂きました。

続いてはナパワインクラブ推奨のリヴァモア地域特集です。サンフランシスコ湾からの霧で冷涼なリヴァモア産のワインはフルーティーで爽やかな味わいが特徴。スパークリングワイン、ソービニョン・ブラン、シラー、テーブルワインなどを前菜と合わせてお楽しみ頂きました。現地ワイナリーの魅力を口頭で出来る限りお伝えしたところ、皆さんすっかり心はカリフォルニアに飛んでいらしたようで、カリフォルニアのワイナリー訪問ツアーも開催しようかなどと盛り上がっていました。

少しお酒も入って会話が弾んできたところで中盤戦へ。中盤のテーマは各地の新興ワイナリーが創意工夫を凝らした新感覚のワインたちです。たとえばMANZANITA CREEKのシラーやジンファンデルは、異なる地域で造られた同種の葡萄を複数ブレンドすることで、華やかさと深さを両立させています。また伝統的製法とは異なる、コンピューター制御されたステンレスタンク熟成によるスタイリッシュなワインも魅力です。ワインにあまり詳しくない方でも違いがはっきり分かるので、薀蓄を語るよりもお楽しみ頂けたようです。

メインのお肉料理が出てくる頃には程よく酔いが回った方も出始めましたが、さすが宮崎の皆さんはお酒が強く、ヨーロッパ産よりアルコール度数が高いカリフォルニアのカヴェルネ・ソーヴィニョンをジュースの如く飲み干していらっしゃいました。全体的にすっきりした味からまろやかな味のワインが多かったので、美味しい料理や楽しい会話と共にお酒が進んだのかも知れません。

そして最後にトリを務めたのは3本のメルロー。Stag's Leap、Clos Du Val、そしてSwansonという、いずれもカリフォルニアを代表する高評価のワイナリーで造れられたメルローで、女性的な柔らかさと果実味を持ちながら程よいタンニンと長い余韻を楽しめます。女性の方を中心に、思わず感嘆の笑みがこぼれるほどに喜んで頂ける方が沢山いらっしゃいました。

2時間半ほどのワイン会も終わってみればあっという間でしたが、帰り際には皆さん口々に「本当に美味しかった!」「是非また宮崎で開催してください!」「ナパに行きたいです!」などと嬉しいお言葉を頂きました。また飲食店オーナーの方や小売店バイヤーの方にもご満足頂けたようで、いろいろ参考になるご意見も頂くことが出来、我々ナパワインクラブにとっても実りの多い会でした。

我々も是非また宮崎でワイン会を開催させて頂きたく思いますので、宮崎から沢山の方々のナパワインクラブご入会をお待ちしております。

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